
キリストの磔刑(マリアの嘆き)
福音書にキリストとともに2人の強盗が十字架に掛けられたと記されている。キリストを中央に、その左右に強盗がおかれることが多いが、この作品では右にキリスト、左に2人の強盗が描かれている。中心では聖母マリアとヨハネがキリストの死を嘆いている。そのため主題は「磔刑」ではなく「マリアの嘆き」「十字架の下での嘆き」ではないかと考えられるようになった。
クラーナハのウィーン時代最大の作品。左端の強盗が極端に窮屈に描かれ、キリストの腰布は風になびいているようには見えない。腰布はクラーナハ初期の特徴?
世界美術大全集14 北方ルネサンス
1500年代
クラーナハ
キリストの磔刑(マリアの嘆き)
1503年 板 テンペラ 138×99cm
ミュンヘン アルテ・ピナコテーク
クラーナハのウィーン時代最大の作品。左端の強盗が極端に窮屈に描かれ、キリストの腰布は風になびいているようには見えない。腰布はクラーナハ初期の特徴?
世界美術大全集14 北方ルネサンス
1500年代
キリストの磔刑(マリアの嘆き)
1503年 板 テンペラ 138×99cm
ミュンヘン アルテ・ピナコテーク
